イージーリスニング

何年か前から急速に増殖したカフェっぽい安コーヒー屋、
名前はいちいち覚えていないが
エクセシオールとかそうゆうの。
どうしてああゆう店はお約束のようにボサノバをかけるのか。
わたしはボサノバが好きだけども
ああゆう店で聴くのは何だか辱めを受けているような気になる。
素晴らしいコード、リズム、歌、そして不味いコーヒー。
みすぼらしいおれ。

これがジャズであればそこまでの違和感はない。
ジャズにはどこか卑猥な感じがあると思うから。
黒い、グロい感じがオシャレなメジャー７thにも潜んでいる
気がして安心するのだ。

喫茶店で聴きたい音楽は何といってもイージーリスニングである。
ラーメン屋はブルースをかけるべきだ。
行ったことがないが寿司屋は何をかけているのだろう。
演歌をかける富士そばは偉い。

バート・バカラックのCDを借りにツタヤに行ったのだが
どのコーナーにあるかと思ったらイージーリスニングに分類されてた。
イエス・イージーリスニング。

一日中がティータイム

喉が渇いたわけではなく
何となく口寂しくて手元には常に水分を置いている。
一日中酒が飲めたなら
嬉しいが人間廃業の日を早めてしまう。

夏は問題ないのだ。
水でも麦茶でも飲んでればいい。
しかしこの秋冬、おれは何を飲めばいい？

寒いから何か暖かいものを飲みたいと思う。
が、ホットドリンクはめんどくさいのだ。
アンチインスタント、アンチティーパックなので
それらは除外すると
とにかく片付けがめんどくさい。
特に葉っぱを急須なりティーポットからとるのが嫌いだ。

そして暖かいものはすぐ冷める。
それが嫌である。
もとから別にそこまで飲みたくはないのだ。
手元に置いておきたいだけなのである。
冷めた紅茶なんか飲んでると余計に寒くなる気がする。

そんなわけで頭をひねったおれはお湯を飲んでいる。
春夏は水なら秋冬は湯、シンプルシンキングだ。
これなら冷めたらまた沸かせばいい。
内臓がずっと風呂に入ってるみたいで快適である。

湯を飲みながら思うのは西原理恵子の漫画で
何かの１コマで貧乏な爺さんが客に『お湯飲むか？』と勧めるのだ。
これからは客人は白湯でもてなそうと思う。

NEED MORE POWER!

今年もあと少しになって今年最大の山場っぽい。
もっと力が必要だ。
出せば出るのが糞力。
今年を精一杯汚して去ろうと心に決める。