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Makoto Usoda
BIRTH:
feb.1981
This blog is about my fxckin' life in Musashino,Tokyo. Thank you and bless you for visiting.
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simple as a kettle , steady as a rock
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夜と朝の交差する時間、
新型ウィルスに侵された街の一角の、
某牛丼屋でおれは激しくいらだっていた。

聴きたい曲が流れねえ!
ぬるいポップスにはもう飽き飽きだ!
そもそも客が来るのがストレスだ!

もともと少ない労働意欲が完全に底をついた。
いらっしゃいませも満足に言えない。
店のことはどうでもいいが、おれのイライラが止まらない。

ギンギンでキンキンなズバッとくるダイナマイトな音楽が聴きたい!
プリーズ・ミスター・イギー・ポップ!

しかし、そこでおれははたと気付いた。
自分で有線のチャンネルをいじればいいのだ。
指先ひとつの大革命。
選ぶチャンネルはもちろんブルース!

ギンギンでギラギラなブルースが響く牛丼屋が誕生した。
最高だ。
おれ働く。
メイクマネー。
シャッフルのリズムに合わせて丼を洗う。
もう丼を叩き割る必要なんてないんだ。
後ろで何かが壊れまくるようなギターが、
真夏の性交のようにねっとりしたベースが、
煮え返る地獄の釜の蓋みたいなドラムが、
泥酔した男が垂れ流すよだれみたいなハープが、
鳴っているのだから。

イライラは気持ちいいほどすぅーーっと消えていった。
高校生の頃、こうやって音楽を聴いていたんだな。
あの頃も、今も、何も解決してはいないけど、
音の中に一瞬避難できるだけで、もうちょっとやれそうな気になる。

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深夜バスで梅田に着き、
寝ぼけながらエスカレーターに乗ったら
自分の後ろに列ができてしまった。
関西では左を空ける、関東では右。
よく言われてる東西の違いだけど、
言われたら「へーそうなんだ」なことでも、
実際に経験するとかなり違和感がある。
自分が異郷の人であることを自覚させられる。

自転車のカゴに子供を乗せたおっさんが通り過ぎる。
自転車に乗りながらたこ焼き食ってる少年がいる。

ライブまであと2時間くらい。
喫茶店の窓際で雨を見てる。
有線で『悲しき雨音』がかかった。
いいなあ。
『悲しき街角』もかからないかな。
デル・シャノンね。
ララン・ラン・ランラ・ラナウェーイね。
僕がブログを始めたのは曽我部恵一がきっかけで、
僕をきっかけに福島さんが始めて、
福島さんをきっかけに、きっと誰かが何か書いている。
そんなふうに世の中繋がっている。
何が起きるか分からないよなって思う。

レシーバーズポンポンポンヘッドが解散する。
今、僕のいるバンドだ。

あれよ、あれよと解散が決まって、
でも一応水曜日のバンド練習は行った。
曲が終わると無言の間が空いてしまう。
これまでもそうゆうことはあったけど、
無言の密度がこれまでと違う。
帰って来れない深い闇。
光さえも飲み込むような、
数秒の間があった。

ニコチンに避難した僕らに曽我部恵一の話題が上がった。
彼がすごくケチらしいって話だ。
それは、僕たち5人にとって、笑い話だった。
やっぱ飲み代割り勘なのかね、のような。

でも、
本当は、僕はそこで泣きたくなった。
何でインディーズで、家庭持って、社員抱えて
戦ってる人を笑えるの?
彼の音楽がどうこう以前に、
彼は何か同じ夢を見た仲間じゃないの?

僕が感じていた違和感は、つまりそこなんだと思った。

何で金の話はかっこ悪いんだ。
子供3人、そのためにがんばる彼は他人事じゃなくないか?
大切な人は僕らにもいるじゃないか。
愛すべきたくさんの人たちが 僕を臆病者に変えてしまうとしても、
それは同じ、音楽で生きる、僕らは分からないといけないくないか?

でも、僕も笑った。
僕らはバンドなのだ。
それは違うんじゃないの?って言い合えるような体力はもうない、
けど、まだ僕らはバンドなのだ。
最後のライブまで、今できる最良の選択をしていく
それしかできない。

アイニー ゲームオーバーの反対のリアルオーバーさ
太陽 サンサンサンサン太陽

何を想ってボーカルのタイチさんがこの歌詞を書いたのか
分からないけど、最高だよ。

ビートルズよりも、
ボブ・ディランよりも、
ブランキージェットシティよりも
タイチさんの音楽が好きだ。
このまま過去へと消え往くとしても、
僕はこの音楽を愛する。
何それ?ってみんな言ってたとしても
僕は愛する。

最後のライブをメンバーとしてステージで迎えたいような、
客としてフロアで迎えたいような、
未整理な気持ちでいる。
僕は2年間このバンドをやって、本当にメンバーになれたんだろうか。
もっと言えば仲間になれたんだろうか。
分からないよ。

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