気分はもう

バイトの面接を１日で３つ受けた。
就活みたいだ。
この多大なるストレスは今日中にさよならする、
朝からそう決めていた。

渋谷で最後の面接を終え、僕の足が向かったのは戦場だった。

ストレスは更なるストレスで解消する。
体へのストレス、ダメージ、超回復、すなわち二郎。
二郎インスパイア系と呼ばれる麺屋梵天に行ったのだが、
そこはただのラーメン屋ではなく戦場である。

大盛無料。
つまり大盛を頼むしかない。
そして残すことは死を意味する。
並盛りでさえ凡人には完食困難な量である。
決死の覚悟で食券を購入。

運ばれて来た丼を前にして武士の心を知った。
平常心こそが何より大事である。
今この一箸を食すことが明日への一箸である。

大げさに書いてみたが余裕の完食だった。
OK余裕未来は俺の胃の中、である。

超回復を待ち、喉の渇きに閉口しながら吉祥寺まで帰った。
ボールルームレコードに寄って怪しいカリプソのレコードを買った。
もう一枚買おうかどうしようか吟味してたら
表に車が止まって大量のレコードが運び込まれてきた。
すげーな何者だよと思ったら小山田圭吾だった。

スローカーブ

しばらく京都に帰ってました。
安い賃金で派遣労働などして筋肉痛です。

春という季節に色んな景色の見えるライブをしました。
区切りのライブがあり、
継続のライブがあり、
再出発のライブがありました。
居合わせてくれた人たちには感謝です。

神戸では４０分２０００円ポッキリ、女の子がいる店に感銘を受けました。
後輩Ｏ君の演歌が沁みました。
私は正直に言いまして金があれば再入店したでしょう。

神戸で和歌山ラーメンを食いました。
ひとりだったので寂しく瓶ビールなど飲みました。
後になって今井君が来てくれたので喜んで色々話しましたが全て忘れました。

京都では友人のライブに胸をうたれました。
余りに感動的だったのでサングラスを外してステージに上がりました。
要は気持ちなのだ！と演奏してたらほんとに下手でした。
でもこの日はそれでよかったのです。
曇り硝子に星がきれいな夜もあったのです。

京都駅に近い旅館でアルバイトをして、
日向で眠る猫に憧れを抱き、
ヘッドホンをしながら働く若女将に恋しました。
僕はあなたと結婚して死ぬまで風呂を磨いてもいい。
願わくばそのヘッドホンから漏れる音楽が我々のニューアルバムであってほしい。
いつかレコード屋でばったり会いましょう。
そしたらわたしの一番好きな喫茶店を教えてあげよう。

音楽が人を素直にすることはあると思いました。
紆余曲折の友人が、自分と友人であることに勇気を得ました。
僕は君の脆くて仄かな光の音楽が大好きだ。

奇妙な運命の集まりを感傷的にならず飲み散らしました。
また会う日までさようなら。
僕たちは奇跡的な日々を生きてる。

酔っ払ったまま深夜バスで東京に帰りました。
幡ヶ谷のマクドで少し眠りスタジオ練習に行きました。
また課題がわんさか出てきやがって、
やってやろうかホトトギス。
ニューアルバムは６月１８日発売です。

回る回る回れ回れ

久しぶりに回転寿司に行った。
一皿目、何も考えずに取ったら５２５円の大トロだった。
むむ。

東京も三年目です。