words by Makoto Usoda
スーパーに行かなくなってずいぶん経つ。
昔、二十歳のころ、僕はスーパーが大好きだった。
特に夕方の、活気のある時間が好きだった。
その頃、僕は付き合っていた子の家に転がり込んでいたのだが、
無軌道な若者がすることだから、生活感というものがなかった。
今日の晩飯よりも、洒落た間接照明とか、
遠い国の酒場のコースターとか、
売れないバンドの売れないアルバムとか、
そうゆうのが優先される暮らしだった。
そんな中にあって、たまに行く夕方のスーパーは輝いて見えた。
ラバーソールと皮ジャンでもそこに居れば、
僕らのままごともほんとになるような気がしたのだ。
僕らはキムチ鍋を作るにはにキムチ鍋の素を買い、
鍋には絶対マロニー、
コロナには絶対ライムやんな、と
プラモデルのパーツのように揃えであれこれ食材を買い、
自炊って全然安上がりじゃないなと言葉に出さず思った。
28歳になったおれは、台所でセロリを炒めながら
そんな季節を思い出した。
セロリなんて久しぶりに見たのだ。
3年前のクリスマスにひとりで、独りで、
ビーフシチューを作って以来だろう。
セロリは農薬の多い野菜である。
wikiで調べると、種蒔き用のものは食べることを想定せず
農薬を使用しているため食べるには適さない、とある。
食べるに適さない種からできたものは食べるに適するのか?
それはいいのか?
ところで、今更ながらギターのコピーをやっている。
Smashing pumpkinsの、
ギタリストの、
James Ihaの、
ソロアルバムなのだけれど、
とりあえず全曲コピーした。
今更ながらコピーなんて恥ずかしいのだけど、
やれるだけがんばってみたいのだ。
昔、二十歳のころ、僕はスーパーが大好きだった。
特に夕方の、活気のある時間が好きだった。
その頃、僕は付き合っていた子の家に転がり込んでいたのだが、
無軌道な若者がすることだから、生活感というものがなかった。
今日の晩飯よりも、洒落た間接照明とか、
遠い国の酒場のコースターとか、
売れないバンドの売れないアルバムとか、
そうゆうのが優先される暮らしだった。
そんな中にあって、たまに行く夕方のスーパーは輝いて見えた。
ラバーソールと皮ジャンでもそこに居れば、
僕らのままごともほんとになるような気がしたのだ。
僕らはキムチ鍋を作るにはにキムチ鍋の素を買い、
鍋には絶対マロニー、
コロナには絶対ライムやんな、と
プラモデルのパーツのように揃えであれこれ食材を買い、
自炊って全然安上がりじゃないなと言葉に出さず思った。
28歳になったおれは、台所でセロリを炒めながら
そんな季節を思い出した。
セロリなんて久しぶりに見たのだ。
3年前のクリスマスにひとりで、独りで、
ビーフシチューを作って以来だろう。
セロリは農薬の多い野菜である。
wikiで調べると、種蒔き用のものは食べることを想定せず
農薬を使用しているため食べるには適さない、とある。
食べるに適さない種からできたものは食べるに適するのか?
それはいいのか?
ところで、今更ながらギターのコピーをやっている。
Smashing pumpkinsの、
ギタリストの、
James Ihaの、
ソロアルバムなのだけれど、
とりあえず全曲コピーした。
今更ながらコピーなんて恥ずかしいのだけど、
やれるだけがんばってみたいのだ。
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