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Makoto Usoda
BIRTH:
feb.1981
This blog is about my fxckin' life in Musashino,Tokyo. Thank you and bless you for visiting.
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simple as a kettle , steady as a rock
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母の日に何か贈るのはけっこう好きで、
ベタでも毎年花を贈っている。
家を出てからは宅配してもらっているから、
花屋に行くと「メッセージカードをどうぞ」とかって
色とりどりのペンの束を渡されたりする。
そこで僕は思う、母の日にいったい何を言えばいいんだ?

何で母の日には使い勝手のいい台詞がないんだ。
「ハッピーバースデー」とか
「いつまでもお幸せに」とか
「暑中見舞い申し上げます」とか
「寒中見舞い申し上げます」とか
「あけましておめでとう、元気?また飲もうね」とか
そうゆうのないのか。
「お母さんいつもありがとう」はハードルが高すぎる。
言えるかよ、そんなの。

赤やら黄やら緑やら紫やらのペンの前で
僕は戸惑ってしまう。
それで、まぁいいやと黒のペンをつかんで
「次のライブはいついつで、また帰るね、んじゃ」とか走り書いていた
去年までは。

今年は趣向を変えてみた。
吉祥寺に小さな輸入絵はがき屋があるのだが、
そこに以前からたまに寄っていて、
特に送るあてもなく絵はがきを買っていた。
レコードみたいにエサ箱に入った絵はがき達、
それをディグするのが楽しいのだ。
レコード掘りにかなり似ている。
それを使うべき時はまさに今なんじゃないかと思った。

50年ほど昔のフランス漫画の絵はがきを選んだ。
程よいかわいさが気に入ったのだ。
その素敵な絵はがきを前に、
何を書こうかというのはやっぱり迷ったけど、
「いつもありがとう」って割といいなと思った。
何か今なら書けそうだと。
この絵はがきならそれも似合うかもしれんと。
おっ、まじで、と自分に驚きながら
ちゃんと書けた。
「いつもありがとね」

大人になったなあ、おれ、とやや誇らしげに
じゃあ次のハードルは彼女に「愛してる」だなと考えた。
いや、やっぱそれは無理。
たぶん一生無理。
いつか僕が火星から絵はがきを送るなら
書けるかもしれない。
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忌野清志郎にお別れをしてきた。

僕の名、量志郎の2/3は清志郎でできている。
父がファンだったからだと思っているけど、
もとの案では量だった名前に、志郎をつけようと提案したのは
母とも聞いたのでどうなんだかわからない。
とりあえず僕は病院で、母のお腹の中でRCを聴いた。
アルバムは『ティアーズ・オブ・クラウン』だったらしい。

葬儀所の前に来るまで、僕は感情が素直に出てこなかった。
何か特別なものを感じようと意識しすぎたのかもしれん。
ほんの5秒手を合わせて、さよならを済ませて、
深夜の門の前から歩きだしたら一気に悲しくなった。
こんな簡単なことに気づかなかったなんて。
僕は清志郎の歌が大好きだったのだ。
『わかってもらえるさ』
『君が僕を知ってる』
『ラプソティー』
彼女と付き合えそうな時、
彼女と別れそうな時、
もう死んでしまおうかなって時、
今日はただただラブリーなホリデーの時、
何度もステレオから歌ってもらってきたのだ。
レコードではいつでも僕のために清志郎が歌ってくれた。

お別れに、こうこうこうゆう理由でなにがあれできないから悲しい、
なんて必要なかったのだ。
好きな人がいなくなった。
悲しい。
今夜の月がぼやけるのは雲のせいだけじゃないんだぜえ。
街中をべたべたくっつきながら歩くカップルを見ると
機嫌が良ければ、まぁいいかと思う。
悪ければ、死ねよと思う。
今日はいたってふつうな機嫌だったので、
じっくり観察してみた。

三鷹駅までの道中で見かけたカップル。
年はおそらく二十歳前後。
まだ付き合っていない、もしくは付き合い始めとみた。
雨の中、彼らはそんなふうにくっつこうとしてくっつけないでいた。
傘のせいだ。
2人して傘を持ってしまったことを後悔してるみたいだった。
これさえなければ、もっと身を寄せ合って歩けたのに。

男にしたら一生の不覚かもしれん。
何を考えて傘なんか持ってきてしまったのか。
みみっちい。
しかも傘、なんて頼りなくてちゃっちい道具。
こんなもんに頼ろうとするからいけないんだ。
いざとなればゴミ袋被って歩けばよかったのだ。

駅まで彼らの後ろ姿を見ながら歩いた。
傘と傘がしょっちゅうぶつかってる。
隣り合って歩くには歩道の幅が狭すぎるのだ。
ふいに男が自分の傘を放り出して女の子に歩み寄ったら、
すごいなと思うけど現実はなかなかそうはいかない。
ピンボールみたいな傘と傘は駅までそのままで、
ロータリーで傘を閉じ、今度は人波に弾かれながら改札に吸い込まれていった。

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